紙のリサイクルについて |
紙の原料は、自然の恵みを受け
て育った木と言うことは、皆さんご承知かと思います。
では、古紙1トンはどれほどの木に相当するのでしょうか?
答えは、直径14センチ、高さ8メートルの木20本に相当すると言われています。 |
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また、古紙を利用すると、パル
プから製紙したときと比較すると1/3〜1/5の
エネルギーで製紙することができます。
牛乳パックは、針葉樹を主原料としたバージンパルプからできています。
1リットルの牛乳パック30枚(約1kg)でトイレットペーパーが5本もできます。
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紙をリサイクルするということ
は、地球の環境保全にも役立っているのですね。 |
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布・衣類のリサイクルについて |
布類は、主にウエス(油などを
拭き取る布)として工場などで利用されます。特に、木綿の
シャツや肌着は、その利用価値が高いといわれています。また、一部の衣類は、古着として
も再利用されています。
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びんのリサイクルについて
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びんには、リターナブルと
ワンウェイがあります。
リターナブルびんは、洗浄・殺菌を施し、繰り返して使用します。一方、ワンウェイびんは
細かく砕いて、カレットと呼ばれるガラスビンの原料にします。
カレットを使用すると、バージン原料からガラスビンをつくる場合より、80%〜85%のエ
ネルギーですみます。国内での、ここ数年のカレットの平均使用量は年間1,300トン前後
で、総溶解量の内、カレットの占める割合は70%に達しています。
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(ビ
ンの原料となるカレット)
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空ビン類は主にビンとして再生されますが、最近では道路舗装材や建築用断熱材の原料と
しても利用されます。
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金属・飲料缶のリサイクルについて
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日本での鉄(鉄鋼)の生産量は、年間1億トンにも達しま
すが、その4割弱は鉄スクラップ
が原料と言われています。完成当時は、世界一高い電波塔であった東京タワーは、3分の1が
リサイクル鋼材で建設されています。
紙のリサイクルと同様に、金属・飲料缶の
リサイクルは省エネにも貢献します。
飲料缶には、鉄(鉄鋼)からできているスチール缶と、アルミニウムからできているアルミ
缶があることは、みなさんよくご存知ですよね。
スチール缶のリサイクルで鉄を再生するエネルギーは、鉄鉱石から新たに鉄をつくる場合
の33%ですみます。また、アルミ缶のリサイクルでアルミを再生するエネルギーは、原料で
あるボーキサイトからアルミをつくる場合のわずか3%ですみます。
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(鉄の主原料である鉄鉱石) (アルミニウムの主原料である
ボーキサイト)
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飲料缶のリサイクルは、省エネの優等生ですね。 |
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ペットボトルのリサイクル
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ペットボトルの原料は、ポリエチレンテレフタラートと呼ばれる樹脂です。
素材的には、「暖かい生地」として、冬服の定番素材となっているフ
リースやワイシャツ、
ブラウスなどの繊維と同じです。
また、リサイクルされたペットボトルは、衣類の繊維だけでなく、カーペットやクリアホル
ダー、たまごパック、水切りネットなど身の回りにある色々な製品に大変身します。
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職員用ページ
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