四日市市生活環境公社　リサイクル社会への取組み

　『清潔で快適な環境の中で文化的な生活をすることは、住民すべての願いです。その中でも、とりわけごみ処理行政は、住民にとって一日たりとも欠くことのできない重要な施策です。近年、我が国においては私たちの生活が物質的に豊かになる一方で、廃棄物排出量の高水準での推移、最終処分場の残余容量のひっ迫、・・・等、廃棄物をめぐる様々な問題が指摘されてきました。これらの問題に対応するため、廃棄物（ごみ）の発生抑制、リサイクルの促進を図り、循環型社会の実現を目指し、地域レベルにおいて住民・事業者・行政がそれぞれの役割と責任を果たしていく必要があります』。(四日市市ごみ処理基本計画から)

　資源のリサイクルは、私たちにとって最も大切なことで、環境行政が取り組むべき重要な課題となっています。当公社では、各家庭から出される一般廃棄物のうち、新聞紙や雑誌、小型家電、空き缶、びん、ペットボトルなど再生可能物の収集運搬業務を担っています。これら様々な再生可能物の当社で扱う収集量（令和2年度）は、年間約 6,172トン、粗大ごみの戸別有料収集量は 5,385件で 9,579 点余に達しますが、まだまだ生かされるべき資源が廃棄されており、さらにきめ細かい分別収集システムの確立やリサイクルに対する意識の向上が求められています。収集業務は危険を伴う重労働で、雨の日や真夏の炎天下での作業は特に大変ですが、職員は貴重な資源が生き返り、地球環境の保全に貢献する業務に誇りとやりがいを感じながら業務の推進に全力で取り組んでいます。